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サイエンティスト・事業戦略担当・コンサルタントとして、企業の課題解決に取り組んできました。気ままにですが、参考になりそうなことを書いていければと考えています。コメントをいただけると嬉しいです。

ロジックとカン、ビジネスでどっちが正しいんだろう_思うこと5つ

ビジネススキルアップ サイエンス

ある事業を進めるか否か、判断する仕事をしていると悩ませられること。

以下の2つの様なことがある様に思います。

正しいと思うのに、他人を説得するに至るまで論理を組み立て切れない
”カン+権力”で意見を押し通されそうになる
つまりロジック(論理)とカン。はて、どっちが大切なんだ?という悩みです。

答えはないのですが、ちょっと思うところを書いてみます。

 

①カンなんかクソ喰らえ

私は悩んでいるぐらいですので、基本的に”カン+権力”で押し切られることが大っ嫌いです。

 

若造で経験もないため、"カンと経験に基づく"提案に対してひどく抵抗があります。上司の説明に違和感を覚え、調べ回ったらやはり間違っていそうなので方針を変えさせる、という様な抵抗を結構してきました。

 

こんなとき、大抵の他人(年上の人は特に)は論破することは不可能なので、根回しが必要です。論理だけで納得してくれれば楽ですが、そんなに楽じゃない。他人の感情をコントロールするために気を遣ったり、「上司の上司」の権力を使うために根回ししたり。とても沢山、無駄に思われる時間を使ってきた様に思います。「あぁ、なんてモノワカリのワルイ人たちなんだ」、とかおもってしまいます。でも人間、論破されることって受け入れやすいものじゃないから、そんなものなのかもしれません。

 

ですので、基本的に”それはカンなのか、或いは事実なのか”ということを気にして仕事をしています。カンを前提に判断がなされそうなとき、かなり激しく拒絶反応が出ます。

 

②思い込みで成功した人って多い

しかし反面、いわゆる”成功した”人の本を読んでいると、こんな筋書きで構成されていることが多い様に思います。

 

『自分の(要するに)カンは正しかった。私はこのカンに沿って努力してきた。それゆえに成功できたんだ。+苦労話』

 

カンが嫌いな私。でもこういった本は好きで、感銘すら受けます。

 

そして座右の銘になりそうな以下の様な言葉。

これらを論理的に正と証明することは明らかに困難にも関わらず、私は胸に刻み、意識しています。

根拠のない自信が大事
人生、思った様になる/そして、思った通りにしかならない
人間万事塞翁が馬
努力は運を支配する
人間には天命がある

 

③わたしも実はカンで生きてる

そして何より、私自身も直感で判断することはとても多い。

上司の意見がヘンだ!と思うときも、論理的に矛盾している、ということがわかるのではなく、”なんか違くない?”と思う。いわゆるカンってやつです。

 

論理の飛躍や矛盾、前提のズレにすぐに気付き、かつ指摘できる程、賢い人間ではあればいいな、と強く思います。才能が羨ましく思います。しかし、大抵の人にとって、論理をカンペキに組み立てること自体がとても難しい様に思います。矛盾をバシバシつける人を、私はあまり見たことがありません。内容にもよりますが、『論理的に説明したまえ』という指令は、とってもハードルの高いことではないでしょうか。

 

まして、ビジネスの判断をするために、その成功を確約する(様に見せかける)ロジックを組み立てることってメッチャ大変です。

 

④カンが正しいことを証明する

語弊がありそうな言い方ですが、私はカンを正当化するために、論理を組み立てている様なことがあります。内田和成さんの仮説思考、を読み、なおさら意識する様になりましたが、

 

『多分こうだろう(仮説)→この仮説を証明できる事実を調べてみる(実験・調査)→仮説が正しいか検証する(検証)→方向修正・そしたら多分こうだろう(仮説②)...』

 

という様なプロセスを繰り返しています。

 

事実を積み重ねて、何かの方針を提案するのではなく、仮説を基に事実を集め、仮説を検証する。

 

重々、恣意的な検証とならないように注意する必要がありますが(意識しなくても恣意的になってしまうので)、この方が圧倒的に早く結論・判断・方針を導き出せます。

 

⑤サイエンスもカン(仮説)が大事

サイエンスもそうで、実験結果を基に仮説を立てるのではなくて、仮説ありきで実験すべきと思います。STAP事変を見ていると、「『あります!』だって。思い込みってヤダね-/サイエンスとカンとは最も遠いとこにあるのにね-!」 とか、なりそうですが、やはり仮説はとても大切だと思います。

 

元サイエンティストの身としても、ねつ造にはまったくもって寛容ではないのですが、どうせ気付けないときは誰もが気付くことはできないです。アインシュタイン量子力学を理解できなかった様に。スーパー数学者の藤原正彦さんも、言っておられましたが、「論理ではすべてを語れない」のですよね。程度の差はあれど、人間が論理的に考えられることには限界があります。

 

不確定要素が数多交わるビジネスの成功は「所詮運」と言われます*。”事実に基づく論理”を体系だてたサイエンスだって、"真実"が覆ること数多です。大切なのは仮説が異なることを受け入れる度量と、願わくば周りの寛容さや支えが必要なのかな、とか思います。

 

理系の博士は過酷といわれますが、”仮説が正しくないと路頭に迷う”という様な状況に本人も周りも、追い込まないで済む環境があればいいな、と思います。或いはビジネスでも、仮説を成り立たせなければクビだぜ?!みたいな追い込み方をしてしまうと、部下としては恣意的に情報を集めざるを得ず、STAP細胞を作りかねません。

 

 

結局、何が言いたいんだ

おじさんに思いつきで指示を出され、それは違うと思いながらもその場で否定しきれず、一生懸命調べて否定できることを証明したと思いきや、『そうだって言ってたじゃん』とか正当化されたり。。。

 

人間の脳みそは、どうやら過去の自分の判断を正当化する様、出来ている様です。脳味噌はいつの間にか自分を守ってくれるんですね。おじさんのカン(違い)とか思い込みとかゴリ押しで、うんざりするようなこともかなり経験してきました。

 

でも、まぁそんなおじさんは、若造の私にはない経験を持っています。

ロジカルに否定したつもりが、結果的におじさんの言うことが正しかったりもします

経験のなせるワザってやつでしょうか。私の方が間違っていることが多いのかもしれないです(いや、そんなことはない、と思いたい)。

 

結局はビジネスがうまくいくか否かは運。よく言われるこの経験則を前提にすると、論理的な戦略はその確率を高めるための、数多ある手段の1つでしかないのかもしれません。

 

カンとロジックをうまくバランスした、そんなイカしたビジネスおじさんになっていければ価値のある仕事ができるのかな。そんなこと思っています。

 

そうなると、どうなるでしょうね。

天命を果たしたぜ、みたいな仕事が出来るでしょうか。

 

そうありたいです。

話すのが苦手な人が知っておくべきたった1つの飲み会のルール(若者_ビジネス編)

ビジネススキルアップ

合コンじゃないです。ビジネスの話です。

 

はて、ビジネスパートナーから会食の提案を受ける機会があるかと思います。或いは逆も。情報収集、ビジネスの成功につなげるため、今後の関係円滑化。はたまた政治的な、、、(イヤですね)。いろいろ目的がありますが、避けて通れないのでは。

そして、少なからず苦手な方が多いのではないでしょうか。

 

席次や、カンパイの仕方とか、ビールの注ぎ方などのルール。これらについて書かれているものは色々あります。お店はぐるなびへ。 確かに、こうした物事をあまりにも知らないのも考えものです。でも結構、なぁなぁで良かったりします。そして飲み会では何よりも、話す内容に苦労しませんか?

 

何を隠そう私も苦労しました。そもそも話すことがこの上なく苦手なうえ、仕事柄、相手は一回り以上年上の方ばかり。20代の時に、40台半ば、50台。60台の方ばかり相手で、『話すことない。。。』と思いながらも何か話さねば、、、と焦り、トンチンカンなことを言って後悔すること数多です。

 

しかし30代になり、だいぶ見えてくるものがあります。相変わらず好きじゃぁないですが、光栄にも結構多くの他人から顔を覚えてもらっています。同僚(年上!)にもよく話せるね!、とまで言われるようにもなりました。

 

なので、苦手なりにいろいろ考えてきたからこそ、乗り越えられた壁があるのではないでしょうか、と思っています。今まで会食が嫌で仕方なかった方の助けに、少しなるのでは。そんなことを思い、綴ってみようと思います。

 

≪参考になりそうな方≫

  • 20代~30代前半。場の中で一番若く、一回り以上、年上の方やオジサンの話に辟易している
  • 話すことがあまり得意でない(話すことがなくて、面談や会食が苦痛)
  • 一芸や深い趣味や、語れるネタがない

自分の話は思ってる程、面白くない

話すのが苦手な人が知っておくべきたった1つの飲み会のルール。それは、自分の話は自分で思ってる程、面白くない、ということを頭に入れておくことだと思います。だから話を聞きましょう。話、聞いていればいいのです。ですので、無理にネタ作りに悩み、勤しむ必要はありません。自分の話はつまらん。話すときは絶対にこれを念頭に置いてしゃべる。これが私なりのたった一つのルールです。

 

少し、他人の話を振り返ってみてください。

この人の話めっちゃ面白いと思ったこと、最近どれぐらいありますか?ナイツと博多華丸・大吉ぐらいじゃぁないでしょうか?そもそも、他人の話なんて結構、覚えていないのでは。そういえば、あのひと、あんなこと言ってたなぁ。そんな程度ぐらいだと思います。

 

そして残念ながら、ご自分の話もそんなもんです。無理してネタを仕込んでも、滔々と続けてきた趣味の話を語りだしても、趣味の一致(めったにない)でもなければ、大抵、何を話しても大して印象に残りません。特に、話が得意でない人にとって、誰が聞いても面白い話をするために、とても長い時間が必要でしょう。ましてや自分よりも20歳も30歳も年上の人に面白い話をすることは、より一層困難です。「俺の話、結構面白いもんでしょ?」と自慢げに言ってくる人もいましたが、マジ鬱陶しい限りでした。

 

ですので、自分の上司がつまらない話をしだしたら、ぶったぎる勇気も必要です。BtoBであれば、先方に良い思いしてもらってナンボですから。おじさんになったときにこうならないように、気をつけたい事項でもあります。

話を聞いてもらうと誰でも結構うれしい

逆に、話をうまく聞くことが出来ると、結構、相手の印象に残るものです。

 

振り返ってみるとわかり易いと思うのですが、話をよく聞いてくれる人って、気分が良い相手ではないでしょうか?仲の良い友達って、結構、話を聞いてくれる人の割合が多くないですか?聞くよりも話す方が、あぁ、そういえばあの人にはあんな話をしたなぁ、とか思っているものです。

 

基本的に、人は聞くよりも、話す方が頭使います(時々、しゃべったそばから忘れちゃうひともいますので、コレは注意)。よく言われることですが、人は教わるより、教える方が気分が良いです。結構、『わからないので教えて欲しいのですが。。。』って魔法の言葉ですよね。年下として使いやすい今ならまだ知らず、年上になっても使い続けたい言葉の一つです。

 

つまり、何かを教えてもらう気持ちで相手の話を聞くと、

  • ネタ作りに苦しまなくていい(ひたすら聞いていればいいので)
  • 相手の好印象→ビジネスの成功につながりやすい
  • 勉強になる

と言う様ないいことがあります。結構、楽ちんで効果的です。ちなみに、相手の話はできるだけ覚えて、次に同じことを出来るだけ聞かない様に、名刺等にこっそりメモしましょう。次に覚えていて話すと、いいことあることがあります。

必要なこと

話を聞くのに必要なことは3つ

  • 相手の話しそうなことを予習する
  • 適切に相槌を打つ(ここで予習が役立ちます)
  • 質問しまくる

です。勉強したら、次の会食では、ちょっと知った風にしゃべってみてもいいでしょう。話が身にくのでは。聞きまくってこそできる技です。

 

これが若造が飲み会で、辛い思いをせず、ビジネスに貢献し、かつ自分も成長できる手立てと思います。博識を披露しても良いですが、一回り、二回り上の方にとって含蓄あるお話しを出来る人は、そう多くないでしょう。

 

話の予習の仕方は、結構ありきたりです。下記の様な内容になります。

  • 取引しようとしているビジネスの内容、双方の提携の経緯や、先方企業の状況は、可能な限り理解しましょう。ビジネスチャンスがひそんでいますので。
  • 一般的なニュースや自身が関わるビジネスの最新ニュース、いわゆるビジネスパーソンとして”常識”と言われそうなことは身に着けることが必要です。結構、忙しさにかまけて情報収集に手が回らない方が苦手意識を感じてしまっている印象を持ちます。もう一度振り返ってみてはいかがでしょうか?
  • 相手の出身国(海外であれば特に)と、それに付随する文化。或いは、経歴やこれに伴う知識。もし付き合いが深ければ、Google Alerts等で習慣的に収集できるようにするといいですね。話を掘り下げて聞くと、賢くなります。

ビジネスの話も大切ですが、所詮人と人ですので、それ以外のところの話をする方が距離感が縮まり、かえってビジネスの話を引き出しやすくなります。

 

あと、くどいかもしれませんが宗教はタブー、学歴や(聞くなら専攻が良いと思います。学校名は嫌な人もいます)家庭環境の突っ込みすぎはイケナイです。念のため。

明日の会食が憂鬱

そんな方に、と思って書きましたが、いかがでしょうか?

 

私もしゃべるのが嫌で嫌で、会食と言わず面談すら嫌いで仕方なかった時期があります。未だに結構嫌です。

こんな私でも、なんとか喋れるまで治ったコツを書いてみました。

ほんのちょっとの知識と、1時間もいらない予習で、結構、気が楽になり、出不精が少しだけ改善されました。

 

明日の会食が憂鬱で仕方のない方のご参考になれば幸いです。

私、明日も会食ですが、まぁ仕方ないか、ぐらいになりました。

 

会食はご飯も、まぁ、結構いいもの食べれますし。

お酒好きなら、なお良いですね(私は嫌い)。

事務所や応接室では学べない勉強になります。

 

繰り返しになりますが、いまだに私、苦手です。もっと良いご意見などお待ちしています。

1000冊本を読むと出会える素晴らしい著者5選(ビジネス版)

ビジネススキルアップ

私は、比較的読書家で、年間100冊ぐらい、本を読んでいます。

漫画や官能小説、およびこれらに類するものじゃないですよ。快楽ではなく、充実感を与えてくれた本です。

 

高校生の頃まではそんなに大量に読まなかったのですが、大学の通学に時間がかかったため、読む習慣がつきました。それから早10年以上経ちます。多分1000冊以上は読んだことになりますが、まぁキリが良いので。

 

良い著者・波長の合う著者は、大抵、継続的に面白い本を書きます。なので、気に入った著者が書いた本は、内容にかかわらず買うことが多いです。そんな中、巡り会えた素晴らしい著者を紹介したいと思います。

本を読むと起きるイイこと

私が何のために読んでいるかというと、何よりも充実感を得られるからです。面白いから。少なからず抽象的ですね。

 

ただ、薦めるからには、予め具体的なメリットを挙げないのも失礼かとも思いますので、あえて具体的な成果を挙げるとすれば、

  • 精神的に粘り強くなった;周りが泣いたり逃げたりする様な環境・仕事を乗り越えられた
  • ビジネスパートナーから倍近い年収で引き抜き提案を受けた
  • 相当、変な人だけど面白いね、と言ってくれる人がいる(悪くない←理由を書いたブログです)

と言えるでしょうか。

 

では、いきます。(尊敬の念でひれ伏したい気持ちでいっぱいですが、敬称略)

1 赤羽雄二

マッキンゼー出身。仕事のやり方、思考の整理方法について書かれた書籍は数多あり、玉石混交とはまさにこのことと思います。が、①実践的、②出来ることが具体的、③効果が目に見える、という点でダントツです。ビジネススキルアップ、思考の整理方法、頭が良くなるそんな本がないかな、と思ったら、まずゼロ秒思考 を読んでみるべきです。上司がマジで無理。でも、何とか生き残って、素晴らしい上司を目指したいと思ったら、世界基準の上司、という本がおすすめです(私は部下がいない立場ですが、部下目線でもオススメです)。

セミナーも開催しており、お会いしたこともありますが、日本のビジネスを向上させようと真摯に取り組まれている、素晴らしい方です。書籍の感想・質問を受け付けてくれるのですが、メールのレスが尋常でなく早く、かつ的確で、刺激を与えてくれる方です。

2 池谷裕二

脳科学者。脳の認知と、現実の行動や判断のギャップを非常にわかりやすく、面白く書いています。勉強方法と脳の記憶メカニズム、なんでこんな判断をしてしまうのだろうか、なんで後悔する様な事をしてしまうのか、とか。そんなことに科学的知見から、解説をしてくれます。認知と脳機能のギャップを知ることで、人間関係の円滑化や、ビジネス上の判断に応用できることが多い様に思います。サイエンス系の著者で、これほど見える世界を変えてくれた著者を知りません。読んだ中で特に面白いと思った本をご紹介します。

3 平尾誠二

 伝説的ラグビープレーヤーです。知らない方もいる(の?)かもしれませんが、イチロー選手とか中田(ヒデ)選手とかと比肩すると思います。

2015年、ラグビーが一躍、取り上げられるようになりました。南アフリカへの勝利。スポーツ史上に残る歴史的金星等言われます。それまで14年間、勝てなかったけど、その14年前に勝った時代、その当時のラグビー界を代表する人の一人。神戸製鋼7連覇の中心人物(そのうち、V1-3のキャプテン)。大学3連覇。スクールウォーズの原点(wiki)。華々しいです。

 

著書では必然、ラグビーの例が多くなりますが、それでもビジネスやマネジメントの観点から、発想の転換、目の付け所を変えて組織を勝利に導くためにはどうすればいいか、組織を動かすためにはどうふるまえばよいか、そんな観点に気付きを与えてくれます。

4 堀紘一

株式会社ドリームインキュベータ代表取締役会長(コンサルティングファーム)。本を読むといいことあるよ、と書いてあります。まぁ、なんとなくそんな気がするとは思いますが、著書の何が良いかというと、①ビジネスにおける読書のメリット、②ビジネスライフの中で今をどう認識し、過ごしたら良いか、③そしてどの様に過ごしたらいいか、ということが非常にわかり易く書かれていて、身に染みる様に思うのです。ちょっと伝わりにくいかな。。。でも、具体的ではなくても、頭の片隅にずっと残り、人生の道しるべになってくれる様な本を書かれています。

5 デール・カーネギー

1948年に記された世界的ベストセラー、『道は開ける』の著者です。

 

人生、不安になること、ありますよね。というか、意識しないと、いくらでも不安になります。個人的な経験で恐縮ですが、上記、赤羽さんの著書で紹介される反面教師を足し合わせた様な上司につくことになり、絶望の淵にいたことがあります。入社半年も経たずに(これもまた酷い)マネージャーが退職その上も、”①、この仕事を引き継ぐことになったことがあります。マネージャーも、あいましな指示で、②水に投げ込み、自力で泳がせ、③上司のために存在するかの様に扱われ、④勝手に育つものと認識し、⑤自分を守るために責任を押しつけられ、挙句、⑥『レベルが低すぎる』とまで言われたり(世界基準の上司)。これは傷つきました。とんでもない職場に来てしまった。騙された。これからの人生、どうしたら良いのだろう、と。仕事量自体はマシで休みは取れたのですが、土日+祝日は寝込んで起き上がれないのはザラ。長期休暇の1週間、ほぼ食事も取らず寝込む程、精神的に落ち込んでいました。もう起きる気力が出ないのですよね。

 

そんな中、すがる思いで手に取った本でした。涙が出た(様な気がする)ぐらい、感銘を受け、救われました。本書では、不安にどう立ち向かったらいいのか、が書かれています。不安って、心の中で広がっているだけで、実際に起こることってほとんどないのですよね。そして、今日出来ることって限られているし、明日のことを考えて不安になったも仕方ない。不安を具体的に文章にしてみたりすると、結構、大したことがなく思えたり。

 

私が文章にしてしまうと、本質的な本の良さが損なわれてしまうのですが、不安でたまらなくて、絶望の淵にいて少しでも後ろずさったらどこまでも落ちていきそうな気がしても何とかなります。しんどい思いをされていたら、どうぞ手に取ってみてください。

 

上司が良くなることはありませんが、少し日々の過ごし方が違ってきます。この本だけのお陰ではないですし、本を読んですぐにどうなる、という訳ではないかもしれませんが、間違いなく立ち直ることを助けてくれた本の一つです。

 

人を動かす、という本も、ついでの紹介になるのが惜しいぐらい面白く、仕事の円滑化に大変つながるのでぜひ。

 

いかがでしょう?

文字通り、しんどくてもう立ち上がれなくなりそうなとき、成長しあぐねているとき、どう生きようか迷って動けなくなってしまったとき。或いは、もっと仕事の成果をあげたいとき、知的な刺激がほしいとき、他人の心を知りたいとき。色々、悩んだり考えたりすると思います。でも結構、同じようなことにどこか遠くにいる先人が悩んでいて、書籍を通じて素晴らしいヒントをくれたりします。

 

人間、とてもたくさんのことを考えるものだと思いますが、私にとって、もやもやした考えを、特に助けてくれた著者を5人紹介してみました。本当は10選にしようかと思っていたのですが、長すぎる上に、書いているうちにもっと書きたくなってしまったので、ビジネスに限って5選にしました。少しでも誰かの助けになれば幸甚この上ありません。

 

今後も引き続き、私はいろいろ悩むでしょうが、それでも成長し、どこかでだれかの役に立ちたいと思っています。ビジネスパーソンとして価値を提供したいのです。

 

参考にしたく、ご感想や、こんな本いいよ、というお勧めの書籍をコメントいただければ嬉しいです。

仕事していて素敵だなと思うひとの特徴_5選

ビジネススキルアップ

仕事していて、なんてどあほうなんだこいつ、とか、

なんてむかつくんだこいつ、とか、嫌な思いをすること、色々とありますよね。

私も例に漏れず、ぼやいてしまうことが多いです。

 

が、ある本を読んでいて、”双方の利害関係がある中、上手くいいかないのが当たり前。苛々するのは幼稚な証拠”、そんなことが書いてありました。自戒に胸が疼きます。

本を読んでいて、こういう”ハッとする瞬間”って、本当にうれしいですね。

(本を読んだきっかけは、好きなブロガーがイチオシしていたので)

 

 

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則
 

 

嫌な人、嫌なところって結構見えやすい・わかりやすいため、得てして嫌なところを探してしまうものです。そして、ご自身でも振り返ってみるとわかると思いますが、これってまったく生産的でないですよね。

 

私も他人の弱いところを見つけるクセがあって、自覚しています。人間の自己防衛本能なのかもしれませんね。それゆえ、出来るだけ人の良いところを見る様にしてきました。でも、最近は疲れていたのか意識が回らず、嫌なところばかり見てしまう様になっていました。まぁ、そういうときもあるのでしょう。改めて気を付けたいと思っています。

 

はて、私。仕事柄、一回り、二回り年上の、ひれ伏したくなるような偉い人とお会いする機会が多いです。また、他人とお逢いすることが多く1年間で150人ぐらい名刺交換し、お話しをさせていただいています(職種によってはもっと多い方もいるかと思いますが、いずれにしても決して少なくないでしょう)。そんな中での感想ですが、すごい人だな、こんな人になりたいな、という人と、そうではない人には結構、明確な差があるように感じています。

 

他人の嫌なところばかり見ていた反省を込め、素敵なビジネスパーソンに共通にみられる特徴を5つ挙げてみようと思います。そんな人に近づきたい、と思いつつ。

 

(1) 容姿が良い

数万人規模の企業の、ある事業領域を統括する方が俳優並みに渋かったり、会合で”美人だからお近づきに...”と健全な男子の本能のままに名刺交換をお願いすると、大企業のとんでもない方であったり。わかりやすいですが、”肩書にビビってしまう様な”偉い人って、かなりカッコ良かったり、美人だったり。そんな印象があります。

 

大学生の頃、先生に、40過ぎたら、男も顔に責任を持ちなさい、と言われたことがあります。生き方が顔に出るから、だそうです。

 大企業の偉い人、即ちすごい...という考え方は一考が必要ですが、それでも、どこか非常に優れたところがなければ、そのような責任ある地位を任されることはないでしょう。

決して平坦ではない道のりの過程で自分を磨き、他人を惹き付ける容姿を身に着けたんだろうな。と、今になって先生の言葉に納得しています。

 

反面、どこかで自分にウソをついて逃げたり、自分を卑下してしまったり、ひねくれていたり、うそを繰り返して他人をだましてきた人って、顔に出ているような気がします。近寄りたくない。だから、おじさんになるにつれ、イケメンにならねば。と思います。

(2) 身だしなみがちゃんとしている

エグゼクティブが集う会合にサイズの合わないスーツを着ていると、とても浮いてしまいます。大学の教授だと、キノコ頭みたいなひともいますが、素敵だなと思う人で、寝癖のある人ってあまり見たことありません。

 

俳優の様にきらびやかであったり、オシャレオヤジでもなく、奇抜でもないですが、ビジネスパーソンとして魅力ある人は、清潔感と要点を抑えた身だしなみに気を配っている人が多いように思います。気持ちの良い、何か引っかかるところのない服装をしている。

 

ビジネスはロジックのみならず、結構、他人の心情に深く入り込まないとうまくいかないことが多い様な気がしています。

 

自分の身の回りのものに気を遣える繊細さを持つ人、自分の服装が相手に与える印象に気を遣える人。そんな繊細さが、他人の心の機微を敏感に読み取ることにつながり、ビジネスの成功に近づけるのかな、とか想像しています。

(3) 持ち物に気を配る

カッコイイペンを持っていたり、手帳がなんだか重厚であったり。はたまた、よく削られたエンピツを大量に専用のケースに入れていたり。 

 

別に何でも良いのですが、習慣的に手に持つモノ、日常的に触るもの。素敵なビジネスパーソンは、別段、お金をかけている様子はなくても、身の回りのものによく気を遣っているように思います。

 

相手の心の機微を読むためには、まず、自分をよく知る必要があるでしょう。ものにこだわりをもつのは、浮ついた心を引き戻す。自制心を取り戻す。どんな時も、平常心でいられるような努力をしている。自分の心の変化に敏感で、それを自覚しつつ、平常心を保てるように気を配っているからではないか、と想像しています。

 

ルーティンという言葉が流行っていますが、良いモノを取り入れ、それを習慣化することで、変化の大きいビジネスシーンでも、自分を取り戻す努力をしている。そんな人はビジネスで生み出せる価値が大きいのではないでしょうか。

(4) 人柄が良い

素敵なビジネスパーソンは温和で、激しさや厳しさを表に出さない印象があります。

 

ビジネスを立ち上げるにあたっては大抵、厳しい交渉をしなければいけないです。ボトムラインとトップラインという言葉はよく使われますが、如何に自分にとってのトップラインにもっていくか。加えて破談になるリスクを考えながら、どこで妥協するか。とか。ビジネスの裏には、厳しい現実があります。

 

個人では生涯をかけても稼げない額のお金であったり、事業に関わる人員のことを背負うことになります。責任感と重圧で、相当なストレスがのしかかってきます。ついでに仕事の量としても、とても大変ですね。色々、裏をとるために調査をしたり、まとめたり。はたまた社内の反対を説得したり、根回ししたり、プレゼンの準備もしなくては。人間関係に悩むことも日常茶飯事でしょう。

 

そんなひっちゃかめっちゃかな中でも、ビジネスパートナーとは人間関係を崩してはイケナイのですよね。どんなにタフな交渉でも、破断になろうが、提携成立しようが、変わらずに良いビジネスパートナーでなくてはいけません。諸々の感情を抑え、関係を構築していく。

 

環境によっては、どんな良い相手とも提携出来ないこともある。大嫌いな相手とも提携しなければいけないこともあるでしょう。でも、常に良きビジネスパートナーであれば、例えある案件において環境が提携を許さなくても、提携候補の一つとして長く付き合ってくれる。反面、大嫌いな相手であれば、環境が変わり提携の必要がなくなれば、手のひらを返した様に切り捨てられてしまう。

 

前者の様な人でありたいですよね。そして、その方が成功の確率は高い。だから、結果的に上り詰める人には、人間的にも素敵な人が多いのではないでしょうか。

(5) ちょっと変だけど、なんやかんやいい人

なんやねん、今までの、ということになりそうですが、上記に当てはまらないけど素敵な方がいます。

 

見た目が変でも、へんな服着ていても、素晴らしい人。落ちているボールペンを使って秀逸な論文を書いている天才科学者とか、いかにもいそうです。大学の教授とかは、なんだかぶっ飛んでいたり、抜けたところがあるような人が多かったです。迫害じみたあだ名をつけられたり。経営者として成功した人でも、非常に厳しく、かつ人間的にも疑問符がつけられてしまう人もいますよね。 スティーブ・ジョブズなんか、色々と言われている様です。

 

でも、そんな人たちの本質的な素晴らしさを抽出するとすれば、信念を持っていること、だと思います。自分が美しいと思う信念に沿って生きている人って、少しぐらい変でも尊敬できます。ちょっとぶっ飛んでいても、『あぁ、○○さんね。かなり変よね、あの人。でも、何やかんやめっちゃいい人やん。』となる。

 

なぜ変人になるかというと、信念を持って何事かを突き詰めていると、多くの人の感覚とずれてくるからだと思います。大抵の人は、そんなに突き詰めることをしないから、理解できない。

 

でも、自分の突き詰めているところに対してはものすごく誠実で、その点から学ぶことが極めて多い。ビジネスパートナーとしても付き合い続けたい。信念を突き詰め続けていくことで”何か特徴的だけど良い人柄”が醸成されていく様に思います。

 

だから、信念をもったビジネスパーソンでありたいな、と思います。

 

がんばります。

TOEICをビジネスに応用する勉強方法

英語

TOEIC

 

国内の至るところで、英語力の評価のものさしとして使われています。

母校でも受験が必須になっていました。

入社選抜の重要情報、むしろ必須情報として学生がかなり頑張っているのではないでしょうか。或いは、役職に就くために●●点以上は必要など。。。

 

 反面、TOEIC900点でも英語が使えない人、等と言われて批判されたりすることも多い様です。

 

確かに高得点をとるにはテクニック(というか慣れ)が必要で、テクニックさえあれば、結構できる様な気がします。回答の傾向を分析したり、或いは『こういう質問が来たらこれが回答だ』、みたいな本もあります。

 

TOEICは無駄じゃない 

しかし、本質的に TOEICはよくできたテストで、ビジネスに使える。というのが私の見解です。点数をとれない人がひねくれて言っているだけなことも、かなりあるような気がします。

 

理由はTOEICの高得点をとるために必要な以下のポイントが、日常のビジネス英語でも非常に重要と思うからです。

  1. リスニング|英語の聞き取り方
  2. リーディング・速読|文章を英語の語順通りに理解する力
  3. 文法・語彙力

ですので、「やらなければいけないもの」と、うがった見方をしてしまうのはもったいないと思います。細かく、以下に書いていきます。

リスニング

リスニングは、まず”文頭から聞くクセ/文頭だけでもよいから理解するクセ”をつけることが大切です。

 

基本的に英語は文頭に大切なものがきます。

例として、適当に英文を作り、できるだけ日本語らしくその和文を表現してみました。

 

A: We are going to play football on Saturday morning with the colleagues in our department. Why don't you join us?

B: Unfortunately, I'm unavailable this weekend. Thank you for asking me.

 

A:うちの部署の同僚と土曜の午前にフットボールをするんだ。こない

B:残念だけど、今週末はダメなんだ。誘ってくれてありがと。

 

誓って意識して作った文章ではないのですが、一般的に英語は一番重要なもの程、前の方にあります。

逆に日本語は後ろにきます。

 

 この会話においてAさんにとって一番、重要なのは、『フットボールをする。これにBさんが来れるかどうか?』です。

 ”土曜の午後”は、日時という重要な補足情報、”部署の同僚と”、はその次の補足情報です。

 

一方、Bさんとしても、断るとすれば、原則として以下の優先順位で判断し、断るはずです。(接待とかだと順番変わるかもしれませんが)

 

フットボール嫌い(そもそもフットボールなんてしたくない)

②土曜は空いてない(したいんだけど無理なんだよ)

③君の同僚嫌い(したいし、日程は空いているんだけど、君の同僚嫌いなんだ)

 

この考え方は、英語でも日本語でも同じです。しかし、考え方は同じなのに、語順が違う。これが一つ、英語を聞き取れない大きな壁である様に思います。

 

一度しか聞けないTOEICのテスト。これを理解するためには、テストのトレーニングとして、語順のまま理解する/判断することが大切です

 

この力をつけるために、まず、話し始めの数語に集中するクセをつけましょう。日本語は、意識しないうちに、最初の数語を聞き流してしまいがちなのですよね。テストでは、話し始めの数語だけで問題が解けてしまうこともあります。

 

そして、このやり方はTOEICのみならず、英会話にも非常に役立ちます。

 

相手の言っていることがわからなかったとき、これをもう一度聞き返すにあたり、『全部もう一回言い直して?』、というのはやや気まずいです。しかし、①、②がわかっていれば、→”With whom, pardon?(ゴメン、誰と、って言ったの?〈③がわからない〉)?”のような形で、円滑なコミニケーションにつなげることが出来ます。

 

①、②だけわかったけど、③が聞き取れなかった、という聞き方ができる。こうして自分の理解度を示してあげることがで相手が安心し、会話が円滑になります。

 

結構、使えます。

リーディング

テスト時間、足りないですよね。時間配分を誤ると最後の問題解けない。。。とかなりがちです。

 

上に書いた様に、英語は前から順に重要なことが書かれています。

この順番を戻して、日本語の様に理解しようとすると、激烈に時間がかかります

 

例えば、

It is well known that many of team members in the department hate the thought of the general manager to set his best priority on self-protection even by sacrificing his subordinates.

 

という文章をなるべくキレイな日本語に訳そうとすると、以下の様になります。

 

たとえ部下を犠牲にしてでも保身を最優先する部長の考え方を、その部門の多くの部員が嫌っていることは良く知られている。

(高校生のテスト等では、このような回答を求められてしまいます。このために、日本の英語教育は。。。とか言われてしまうことにつながっているのかと思ってます。)

 

こうやって理解しようと勉強していませんか? 

 

しかし、早く理解するためには、前から訳して理解する必要があります。

具体的には、以下の様に理解することを心掛けてください。

 

コレはよく知られている/

(以後”コレ(that以降)”の内容)

この部門の多くのメンバーが嫌い/部長の考え方/優先順位を置く/自分の保身のために/たとえ部下を犠牲にしてでも

 

わかりにくい日本語といえばそうですが、理解に足る内容だと思います。

このようにからドンドン理解する。できれば”/”と”/”の単語数を長くするようにしていくと、速度が上がっていきます。

 

これも日常的なメールのやり取りや、文章をざっと見て概要を理解しなければいけない必要に迫られるとき、とても大切です。仕事の効率に直結します。

文法・語彙

以前、文法と語彙の必要性について触れたことがあります。

いずれも重要で、特に語彙については奥が深いです。

 

この一方、TOEICのリーディングセッションの文法・単語パートは、短時間で結構たくさんの問題を解く必要があります。1問30秒程度で解く必要がありますが、このためには、『文法を反射的に思い出せる』レベルになる必要があります。この力をつけておくとビジネス上も便利です。

 

というのも、ビジネスの中で変な文法を使っていると、相手に重大な誤解を与える可能性が大いにあるためです。また、ノンネイティブにとって、一読してわからない文章を理解するよりどころは文法にあります。英文契約書は、まさにそうですね。

 

ですので、正確な文章を作成する、或いは理解するにあたって、文法をかなり気にする必要があります。

 

このためにも、基本的な文法を叩き込み、『あれ、何だっけ』と調べる手間を減らしていく必要があります。(違和感に気付けず、調べもしないのは最悪ですが…)

 

同様に、単語を多く知っていると、読む速度は早くなります。これはかなり仕事の効率に影響してきます

また、先のリンクに書いた理由から、ビジネスパートナーにより正確に物事を伝えることができるようになります。 

本質的な英語力を

いかがでしょうか? 

TOEICは、就職活動のため、或いは給与や役職のために必要とされて、嫌々と勉強される/させられている方が多いかもしれません。

 

しかし、小手先の点数稼ぎに走らず、本質的に英語を理解すれば、TOEICをビジネスに活用することが出来ます。せっかくやるのであれば、その時間をビジネス力アップにつなげ、今後の飛躍につなげた方がハッピーだと思います。

 

そんなご参考になれば幸いです。

 

*上記の記述にあたって参考にさせていただいた書籍が廃盤になってしまった様です。 ただ、石井辰哉先生の内容はすごくわかりやすく、かつ本質的で、おすすめです。多分、一番新しい本はこちらだと思います。

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英語が出来る人ときっと一生しゃべれない人 Part 5 (英語が出来ると思い込んでる)

英語

シリーズとして、最後。5つ目です。初めて御覧になる方は、こちらのIntroから、私が何をお伝えできそうか、ご確認ください(各リンクもご参考ください)。

 

  1. 何のために英語を勉強するのか考えていない
  2. 日本語が出来ない
  3. テキトーでいいのに。。。
  4. 週末にまとめて勉強しちゃ、ダメだよ
  5. 英語が出来ると思い込んでいる

英語で得られるチャンス

英語を少ししゃべれるようになると、会社内外で得られるチャンスが間違いなく増えます。海外企業とのプロジェクトや、海外出張、もしくは駐在...同期入社の人にとって羨望のチャンスが手に入るかもしません。英語が出来て当たり前、という環境であれば別ですが、得られるチャンスが多くて妬みを買うことさえある様な気がします。転職エージェントから紹介される企業の幅が広がり、サラリーも上の提案が来ることがあります。

 

私も入社一年目に、海外出張に行かせてもらいました。

その後も、ただ英語が出来るというだけで、イキナリ偉い人の中に放り込まれることがありました。また、英語が出来ることを聞きつけて、他部署からも『英語で作って』という様な依頼もあったりしました。入社初期から多様な仕事ができ、良い経験であることには間違いありませんでした。

 

社会人2年目から、『英語ならこいつのところへ』という傾向はより顕著になりました。必死に学び、働き、お陰で入社当初よりは力がつきました。Introで書いた通り、私は社会人になるまで、ロクに英語でのコミュニケーションをしたことがありませんでした。このキャッチアップのために、コツコツやってきたため、喜びも一入です。

英語が出来るリスク

しかしながら、そうした努力が仇になり、生意気な社会人2年生が出来上がってしまいました。ちくちく触れているのですが、英語が出来る=仕事ができる、ではないのですよね。このパートは自戒でもあります。そして、自戒でありつつも、結構、英語力=仕事力という勘違いをして不幸になる例は、多くみられます

 

同期がマネージャーを介して部長にモノを言う頃、私は英語が出来たことで、部長と直接やり取りすることが多くなりました。他部署との関わりも、ほかの同世代の人よりも多くなりました。同世代の人がしないことを出来る、というのは、スキルがあることで得られる共通のメリットです。

 

でも、多部門に関わる仕事柄、必要だから話していただけであって、部長と同じレベルの仕事ができる訳じゃぁない。でも未熟な私は当時、その点が曖昧になりつつありました。

 

 なんだか、自分が部門やプロジェクトを背負ってしまっている様な感じになって、越権の判断をしたり、責任を感じ過ぎて勝手に疲れていた様な気がします。責任って、一人で背負いすぎるものではないし、ある種、他人にシェアする/任せる/仰ぐことも責任です。背伸びや責任感も必要ですが、同じくらい、思いとどまる自制心や他人に任せる勇気も必要です。でも当時は、それが出来なかった。

 

当時のマネージャーは、幸いにも極めて優秀であったため、こういった危うさを気にかけて、守ってくれていた様な気がしています。お陰で何とか道を踏み外さずに今まで生きていますし、私の過去のケースのまま、行き過ぎてしまった人を見ることで、自戒にとどめることが出来ています。未だ感謝の念に堪えません。

 英語が出来るけどやばい人

仕事に必要なことの1つに、自分だけで考えない・やらないことがあります。このためには『正確な情報を、的確に伝えること』が必要です。

 

当たり前で簡単そうでいて、難しいです。英語でも日本語でも。

 

正確に情報を得て伝えるためには、何度も質問したり、真意を確認したり、質問のアプローチを変えたり、言い換えたり、意見をまとめたり、共有すべき背景知識を得たりetc..、情報の本質をつかまなければいけません。週末にまとめて勉強しちゃ、ダメだよでも書いてきましたが、英語で必要なことと、相当、似ているのですよね。

 

本来、情報の本質をつかむためのスキルは、共通認識を持てる言語(日本語)で、仕事のわかる人が、わからない人に伝えていくものなんだと思います。

 

しかし、英語だけが出来る部下と、英語ができない上司の関係だと、部下の英語力に頼ってしまうことがあります。環境によっては英語ができることで仕事の自信が早くつきやすいのですが、反面、これが仇になることがあります。

 

まして、『仕事もよくわからない上に不十分なの英語力の部下』に任せてしまう/任せざるを得ない上司だと、極めて悲惨なことが起こります。部下は、英語が出来る自信と、仕事が出来る自信がごっちゃになってしまい、横柄になっていく。そんな阿呆くさいことが、結構あるのですよね。特に、英語が出来る人材が貴重な環境ほど、危ういのではないでしょうか?些か鼻が伸びすぎた英語だけが出来る人、いませんか??

 

英語が出来る人は、会社にとって便利です。でも、便利故に便利使いされてしまい、仕事に必要な本質的な能力が身に着けられなくなってしまうリスクがあります。英語を使えている様で出来ていない。英語が出来ると思い込んだ状態になります仕事になっていないのに。

 

そうなると、末路は悲惨です。 社会人としての駆け出しのころに英語で身に着けた中途半端なプライドだけ残り、残りの社会人生活を棒に振るようなことになりかねません。

 

どうか、英語が出来ると思い込むことで不幸になることがあることも、忘れないでください。スキルは仕事の本質ではなく、あくまで、仕事のチャンスを得るための道具です*。

 

*仕事の本質と手段の取り違えを啓発する本はしばしあり、気付かされることが多いです。これもまた、面白かった本の一つです。気が向いたらぜひ。

 

 

英語が出来る苦労

英語が出来ることで、余計な苦労をする必要があります。

 

私事で言えば、英語ができることで、キャリアを狂わされてしまった様な気さえします。学生時代から研究職を志していた私にとって、英語力は必要だからつけなければいけなかった”手段”でした。文献を読むためです。しかし、入社当時から海外プロジェクトに入り、ビジネス英語に必死こいているうちに、学生時代の夢から徐々に離れ、いつしか当時の夢は忘却の彼方に飛んで行ってしまいました。

 

同期でいち早く評価が上がったことから考えても、相対的に仕事も多かったのだと思います。しかし、やりたいことからますます離れていくような仕事が、どんどん増えていきました。

 

理不尽でしょ?と大人げなく思ってしまうことがたびたび、ありました。どしどし降ってくる仕事につぶれそうになったこと幾度と知れずです。

 

そんなグロッキーな中でも、勉強は常に続けなければいけません。更には、英語に奢ると上記の通り、悲惨な末路を迎えます。

それでも英語はいいよ、思う訳

でもその反面、得られたことがあります。

 

私の場合、いずれも脇汗だくだくでしたが、どこぞの社長やグローバル事業部のトップの前でプレゼンするハメになったり、毎月新車買えるような家賃を払っている人がビジネスパートナーだったりetc...、エリート街道とは遠かったぺーぺーの私にとって、20代にしてこんな人と会っていいの?というレベルの人と会い、ビジネスの話をすることが出来ました。

 

なめられていたと思いますが、でも間違いなく、得難い経験です。少しは肝っ玉座りましたし、大いに刺激になっています。学生時代、思い描いていたキャリアからはずいぶん違いますが、でも、想像もできなかった貴重な体験、昔の私からは想像もできなかった仕事をしている。それこそ、自分の世界を広げることが出来たような気がします。

 

だから、いつか書いた様に、英語が出来ることで得られる目標みたいなものも持ち続け、頑張ることが出来ています。英語できると、なんか面白いことありそう、と。

 

ですので、大変ですが、それを乗り越える覚悟があれば、英語にチャレンジすることをおすすめしたいです。そのかわり、中途半端は絶対におすすめしません

最後に

Introの通り、私のレベルはまだまだまだまだ。勉強が必要です。

 

でもそれゆえに、『英語のプロフェッショナルと、ビギナーの橋渡し』の様なことが出来ればいいな、と思って書きました。 もし、何かの参考になれば幸いです。

何かお気づきのこと、ご指導など、コメントなどいただけたら嬉しいです。

 

一緒に頑張りましょう。 

 

英語が出来る人ときっと一生しゃべれない人 Part 4 (週末にまとめて勉強しちゃ、ダメだよ)

英語

シリーズものです。初めて御覧になる方は、こちらのIntroから、私が何をお伝えできそうか、ご確認ください。4つめです。

 (各リンクご参考ください)

 

  1. 何のために英語を勉強するのか考えていない
  2. 日本語が出来ない
  3. テキトーでいいのに。。。
  4. 週末にまとめて勉強しちゃ、ダメだよ
  5. 英語が出来ると思い込んでいる

ありがちですが

仕事は誰でも大変ですよね。

帰ってくると、クタクタで、何もする気がなくなったりもします。

まして、このブログをご覧くださっている様な方は、今できないものを得るためにチャレンジしようとしている方が多く、人一倍、大変なのではないでしょうか。

 

恐らく、英語に限らず、上司もより高いレベルを求め、チャレンジングな仕事を与え、結果、疲れることも多いかと思います。仕事の量って、結構アンフェアで、こいつには頼める、頼めない、という様なことで仕事を振られることってありますよね。前者の方であれば、より一層、英語に割く時間は限られるでしょう。

 

でも、そんな中でも、英語の勉強は毎日しなければいけないと思います。

逆に、私の経験ですが、平日につかれていると、土日はどっと疲れが出てしまいます。ですので、ご自身の仕事のバランスや体力によるかとは思いますが、土日の勉強は時間を決め、あとはリフレッシュした方が良いです。

 

逆に、こいつ絶対に毎日何か決めて勉強する習慣ないな、という匂いを出している人は、英語が出来ないことが多いです。

 

英語の勉強に必要なものは忘れやすい

英語を理解するのに、何が必要かと考えると、3つあげられます。

  1. 基本的な文法
  2. 語彙
  3. 英語特有の感覚 (①語順、②表現、③背景知識)

これらは、覚えないといけないことが多いです。そして、手に入りがたく、かつ非常に忘れやすいです。このため、毎日しなければいけないと考えています。

 

文法

まず、比較的手に入れやすくはありますが、基本的な文法を思い出す必要があります。

基本的な文法は、絶対に知っておいた方が良いです。高校生のころに習ったものだけで結構ですので。社会人になると、理解力も上がり、早く理解できます。見えてくるものも異なるのではないでしょうか。

 

結構ありがちなのが、自動詞と他動詞という概念をよく理解しないまま英語を書くこと、前置詞のあとなのに、動詞を普通に使ってしまうこと、関係詞節がどこを修飾しているのか、つながりがわからなくなったり、接続詞がいっぱいの文章を読むとわけわからなくなる(文章構造が良く分からなくなる)こと、でしょうか。

 

いずれも高校生の教科書に載っていることです。逆に言えばこれだけで充分。なのに、結構忘れていませんか?

 

文法がなってないと、ワケの分からない文章を作ったり、ワケの分からない訳・理解をしてしまったりします。

 ときどき見聞きする、『ネイティブのように文法を意識しなくても、たくさん聞いてるからわかる!』は、ウソか、効率が悪いか、一定以上のレベルからは通用しなくなる思います。

 

ですので、残っていれば高校時代の文法書をもう一度引っ張り出してください。

 

私もデスクの右手に、ボロボロの高校の文法書が置いてあります。私にとっては10年以上前のものだけど、一度覚えたものだから、思い出しやすいです。

語彙

語彙もまた、非常に重要です。

以前、ビジネス英語で伝える内容、使われる語彙は非常に限られているため比較的簡単、6000語の語彙があれば、ある種の文章が読めるとも書きました。

 

ある程度の語彙があれば、英語のコミュニケーションを図ることはできます。ネイティブでも、ボキャブラリーの少ない人は3000語でコミュニケーションをとる人もいるそうです。これを根拠に、売れそうな本のタイトルが書かれています。『たった◎◎で英語が喋れる。。。』の様な。(面白いものもあるので、全否定はするつもりはないです)

 

しかし、日本語の表現に悩むことと同じように、できる様になればなるほど、表現しきれないもどかしさを覚えます。加えてより高いレベルでの英語でのコミュニケーションを求めるためには、語彙力が不足することで、速度と正確さ、会話の深さが損なわれます。

 

もう少し言うと、相手の言うことを理解するために、同じ様な概念でもいくつもの表現があることを知る必要があります。或いは、なかなか相手の理解を得られないケースは日本語でもあると思いますが、この際、『だからー、xxxということだって』というように、いろいろと言い換えます。これは英語で求められることです。更に言えば、相手が教養を図るために、難しい表現を使ってくることもあります。

 

だから6000語だけでは不足と考えているのですが、これを10000語以上に語彙を増やすのは、結構大変です。なぜかというと、『普段あまり見かけないから』です。

例えば『妨げる』という単語をweblioで引くと、

halter、cramp、prevent, strangle、hamper、interrupt、disturb、hinder、handicap、impede、get in somebody's way
いっぱい出てきます。disturb, interupt, preventは結構聞きますが、impede,  hamper, hinderはあまり聞かないのでは。でも、文語では出てくるし、知っておきたい単語なのですよね。
 

加えて、日本人は多くの経験を日本語で理解して、単語に連想して『あんなことがあってね』と理解しています。

割と目にする disturbなら『ホテルのドアノブにかけるアレ、昔逆にかけちゃってさー』、とかなりやすいです。がめったに見かけない、impedeってどんな状況やねん、、、となる様に、日本語で経験したことを英語で言語化した経験がないため単語の概念がわからないのですよね。

 

でも、使われてしまう。 なので、忘れないように、しょっちゅう目に触れるようにしておく必要があります。

 

これが毎日触れてなきゃいけないね、と言う理由です。

少し上のレベルで英語を使うために。

 

英語特有の感覚

海外のニュースを日本語訳した文章は、結構、特徴があると思います。翻訳者は極めて優れた英語力を持っていますが、それなのに読みにくい。

或いは、機械翻訳すると、余計わからなくなることありませんか?

 

ちょっと今日のCNNの文章を拝借し、weblioに翻訳をお願いしました。

以下の様になります。

(CNN)Two people were found guilty of "refugee smuggling" in the drowning case of Syrian toddler Alan Kurdi, Anadolu news agency reported.

They were each sentenced to four years and two months in prison in the death of Alan and four other refugees, according to the agency. Authorities acquitted them on charges of negligent homicide.

edition.cnn.com

Weblio訳)

シリアの幼児のアラン・クルディのおぼれかけているケースを「こっそり持ち込んでいる難民」で、2人は有罪と判決されたと、Anadolu通信社は報告しました。
彼ら各々は、4年とアランの死亡と、機関によると、4人の他の難民の懲役2ヵ月を宣告されました。当局は、過失殺人の罪で彼らを放免しました。

 

 

わけわからない日本語になりますね。

 

わけわからない理由は3つ、

①語順が違う、②英語と日本語は表現の仕方がそもそも違う、③シリア-トルコの難民情勢を(weblioが)何もわかってない(私も全然、わかってません)からです。

 

この理解に必要なのは、①英語の語順に慣れ、②英語特有の言い回しを理解し、③その背景にあるモノを想像する(もちろん、知識を基に)、ことです。

一朝一夕にはいきそうもないですよね。

 

詳しくないので、上記を色々調べながら私なりに意訳(+補足)してみると、以下の様になります。

 

(トルコの報道機関)Anadoluは、シリア難民の(3歳児)、アイラン・クルディ君の死亡事故において、”難民の密輸”により、2名に実刑判決が言い渡されたと報じた。2名は、アイラン君他4名の難民の死亡に影響を及ぼしたとして、それぞれ4年間と2か月の懲役を言い渡された。当局は(難民が危険な渡航をせざるを得ないような)大量虐殺を無罪としたことになる(という批判記事)。

 

①語順、全然違いますね。主語→動詞、という日本語と異なる語順に加え、重要なところ(話の骨格)が頭にくるという、英語特有の語順を違和感なく受け入れるためには、くりかえし見ることが必要です。

②表現も、直訳では理解し難いです。『xxxと報じた』、という受け身表現や、最後の、”Authorities acquitted them on charges of negligent homicide.”というような遠まわしの表現は英語で使われることが多いですが、日本語はあまりないですよね。③とつながりますが、背景知識を知らなければとても理解できません。

③かっこは、よくわからないのでいろいろ調べてみました。

自分も、改めてこの記事を読んで、まるで中東情勢に無知なんだな、と反省しています。この記事に出てくるアイラン君の溺死写真は、その悲惨さが世界に強烈なインパクトを与えた写真、として紹介されています。

 

また、イマイチわからない、”refugee smuggling(難民の密輸)"という言葉に関して少し調べてみると、シリアと隣接するトルコでは、難民の受け入れが負担になりつつあるようです。EU各国と押しつけあっている模様。経済的負荷、土地、職、ISISの流入のリスク等、解決すべき課題が山積でしょうから、そうなってしまうのかと思います。

 

この記事ではそこまで言及されていませんが、どうやら、極めて不安定なシリア情勢から、危険を犯してまで渡航して逃れてこざるを得ない状況にも関わらず、ぎゅうぎゅう詰めの船で脱出してしまう様な状況に咎を求めず、難民を”密輸入(受け入れた)”したことの罪を問うたことに、この"refugee smuggling”という単語を使って批判していると読み取れます。

 

心底痛ましい事故ですが、白状すると、難民、といわれてもあまり実感がないのですよね。日本の多くの人はそうなのかもしれませんが、非常に実感が薄い。多くの日本人の日常からすると、”中東の日常”は、常日頃アンテナを張り、意識しないと話がまるで理解できません。英語以前に反省すべきなのだと考えていますが、パっとみて、まったく何を言いたいのか、わかりませんでした。

  

さて、考えるべきことが多く、話がどこまでも逸れそうなので、英語に限って話をまとめます。


英語を理解するためには、特に遠まわしな表現を理解するために、その話の背景にあるものも知っておく必要があります。或いはビジネスに限ったとしても、関連する背景を知るために、情報に敏感にアンテナを張って、常に学んでいないと理解できないです。

 

やはり、一朝一夕じゃぁ無理。毎日の 積み重ねが大切、ということになります。