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サイエンティスト・事業戦略担当・コンサルタントとして、企業の課題解決に取り組んできました。気ままにですが、参考になりそうなことを書いていければと考えています。コメントをいただけると嬉しいです。

英語が出来る人ときっと一生しゃべれない人   Part 2(日本語が出来ない)

英語

やたら偉そうなタイトルなので、まだ御覧になっていない方は、こちらのIntroから、私が何をお伝えできそうか、ご確認ください。

 

私はまだまだ未熟だけど、『語学を使いたいけど、中々使えない』方にとっては、以下の観点からお伝えできることがあるかも、と思って書いています。

 

  1. カネや余計な時間をかけずに|留学はほぼなし。英会話も行ったことがない
  2. 手段として|あくまで主目的はビジネス
  3. 自分で環境や勉強方法を工夫してやってきた

 

乗り越えるべきポイントとして、下記の5つをあげましたが、その2つめです。

 (各リンクご参考ください)

 

  1. 何のために英語を勉強するのか考えていない
  2. 日本語が出来ない
  3. テキトーでいいのに。。。
  4. 週末にまとめて勉強しちゃ、ダメだよ
  5. 英語が出来ると思い込んでいる

目的がわかっていれば簡単

Part 1で、何のために学ぶか、ということを書きました。

次はもう少し具体的になります。

 

率直に言えば、『ビジネスは何を伝えるか』が、明確なことが多いです。このため、結構、とっつきやすく、参入のハードルは低い思います。例えば、以下の様に。

  • 御社との提携は、・・・の点からメリットがある。だから・・・しましょう。
  • 条件は、・・・でお願いしたい。なぜなら・・・
  • ・・・の検討結果の理由を教えてほしい。弊社の予想とは・・・の点で異なるためです。

つまり、どういった目的で打ち合わせに臨み、どういったアウトプットを求めているかが、明確です。相手が何を求めているかも想像しやすい。比較的。このため、事前に策を練ることもできるし、相手の言いたいことを想像できます。

 

だから、そんなに尻込みする必要はないと思います。

 

じゃあ、何に苦労しているの

 何を言いたいか、伝えたいことを言語化しきれないのです。

そのために苦労している。

 

目的や要求を伝えることは、比較的簡単です。

相手が自分の意を汲んでくれ、”Yes”の一言で済むような交渉なら、話は早いです。

 

でも、

 

『条件は、・・・でお願いしたい。なぜなら・・・』

『いや無理です。なぜなら。。。』

『いやいや、、、、』

 

この後の、『いやいや、、、』に、会話の本質が潜んでいるように思います。

 

効果的な『、、、、』を言うために、下記が必要と思います。

  • 相手が無理という背景を理解すること
  • 無理という背景を踏まえつつ、無理の前提を解消できる方法を考える
  • 相手の前提を理解しつつも、自分が提案できる解決方法を伝える

つまり、『相手が何に困っているか/何をしたいか理解し、その解決方法を考え、言語化して伝える』

 

これって、日本語でも、出来ますか?

 

駅付近で困っていそうな外国人を見かければ、あぁ、道わかんないんだな、と、困っている前提を理解できます。道を知っていれば、或いはアプリを使えば、彼/彼女をハッピーにできるでしょう。

 

でも、ビジネス上の課題を解決するためには、企業間の力関係、沿革、強み・弱み、ビジネス環境、法規制、過去の提携経緯、、、、etc...

加えて交渉相手の性格、人間性、これまでの関係構築、もしかして宗教や、経歴、学歴、専攻、好き嫌い等、プライベートなことにもある程度踏み込んだ理解が必要なこともあるでしょう。

 

それこそ、MECEとか言って洗い出して、フレームワークで整理する必要があるかと思います。ビジネスに限らず、深いレベルで意思疎通を図ろうとすれば。

出来ない人、出来る人

 

英語が出来ない人の典型、或いは英語が出来ても仕事が出来ない人(課題を見いだせず、解決できず、愚痴ばっかり言っている人。価値を生み出せていない人)は、得てして会話や思考が稚拙です。

 

『新橋駅どちらですか?』

『そこ右です』

『右ってあのセブンですか』

『Yes』

 

と、そんなに変わらないレベルです。或いは飲み会のレベル。英語になると、急にくだらないこと/日本語じゃ絶対言わないようなことを言い出すひとも、その典型ではないでしょうか(日本語だと表現で稚拙をごまかせるけど、英語ではごまかし切れない)。日本語のメールや報告書を見ても、『なにこれ』という突っ込みどころ満載。そんなひとが多いように思います。

 

 逆に、英語が嫌いで『英語はやめろ』という人でも、優秀な場合、英語が出来ないことがまるで問題にならない。

 

『あの、この英文の議事録見ていただきたいのですが、特にこのポイントを、、、』

『あ”-、英語か。はぁ。。。。あー。。これ、まずくない?、大丈夫?、あぁ、これなら大丈夫だろう/そんなこと言ってなくなかった?あと、アレは?』とかなり、ヤバそうなところ、議論になりそうなところを抑えている。そして導き出すべき答えが本質的で、議論になるし、その人の回答に同意できる。

 

これって、『相手が何に困っているか/何をしたいか理解し、その解決方法を思いついている』からだと思うのです英語でできなくとも、日本語では課題を認識し、解決方法を言語化出来ている。

 

少し古いですが、『日本人の9割に英語はいらない』、という書籍、かなり本質をついていたかと思いますので、ご参考まで。

 

www.amazon.co.jp

 

だから日本語を学びましょ

英語を英語のまま理解できる様に、ということが言われます。確かに、必要です。

 

でも、英語を見聞きしたとき、その概念を何語で理解し、思考しているかというと、日本語なのですよね。

 

別に、私だけでなく、いわゆる英語が出来て、猛烈に頭の良い人も同じ様です。

 

イチロー選手は、英語がかなりペラペラなのに、インタビューでは通訳を使います。『自分の考えを正確に伝えるために』だそう。イチロー選手は言葉の表現にとても気を使うことで有名です。(『イチローのxxxのメッセージ』、シリーズもので出版されていて、とても感慨深い内容ですので、ぜひ)

 

養老 孟司さんは、『バカの壁』に限らず、書籍を読めば感じるかと思いますが、言語化の神様のようです。いろいろなものごとを言語化し、見えない人にも見える様にしている方です。養老さんもご経歴からも推測がつく通り、猛烈に英語が出来るようです。それでも日本語でなければ伝えられないことがあるとしています。

 

思考って、生まれ育った言語で形成されているのですよね。

 

だから、私が英語で苦労しているのは、まだビジネス上の課題をよく理解していないところによるところが大きいし、或いは解決方法を言語化するためのボキャブラリーが不足しているからであったり、自分の思考を整理しきれていない(言語化できていない)からだとおもうのです(それがそもそもブログを始めた理由の一つ)。

 

だから英語を話すために、そしてその英語学習を実りあるものにするために、まずは英語で伝えたいことが何なのかをよく理解し、明確にすることが必要なのだと思います。

よく理解するためには、生まれ育った言語をよく理解することが必要です。

 

だから、日本語学びましょう。と考えています。