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サイエンティスト・事業戦略担当・コンサルタントとして、企業の課題解決に取り組んできました。気ままにですが、参考になりそうなことを書いていければと考えています。コメントをいただけると嬉しいです。

英語が出来る人ときっと一生しゃべれない人 Part 4 (週末にまとめて勉強しちゃ、ダメだよ)

英語

シリーズものです。初めて御覧になる方は、こちらのIntroから、私が何をお伝えできそうか、ご確認ください。4つめです。

 (各リンクご参考ください)

 

  1. 何のために英語を勉強するのか考えていない
  2. 日本語が出来ない
  3. テキトーでいいのに。。。
  4. 週末にまとめて勉強しちゃ、ダメだよ
  5. 英語が出来ると思い込んでいる

ありがちですが

仕事は誰でも大変ですよね。

帰ってくると、クタクタで、何もする気がなくなったりもします。

まして、このブログをご覧くださっている様な方は、今できないものを得るためにチャレンジしようとしている方が多く、人一倍、大変なのではないでしょうか。

 

恐らく、英語に限らず、上司もより高いレベルを求め、チャレンジングな仕事を与え、結果、疲れることも多いかと思います。仕事の量って、結構アンフェアで、こいつには頼める、頼めない、という様なことで仕事を振られることってありますよね。前者の方であれば、より一層、英語に割く時間は限られるでしょう。

 

でも、そんな中でも、英語の勉強は毎日しなければいけないと思います。

逆に、私の経験ですが、平日につかれていると、土日はどっと疲れが出てしまいます。ですので、ご自身の仕事のバランスや体力によるかとは思いますが、土日の勉強は時間を決め、あとはリフレッシュした方が良いです。

 

逆に、こいつ絶対に毎日何か決めて勉強する習慣ないな、という匂いを出している人は、英語が出来ないことが多いです。

 

英語の勉強に必要なものは忘れやすい

英語を理解するのに、何が必要かと考えると、3つあげられます。

  1. 基本的な文法
  2. 語彙
  3. 英語特有の感覚 (①語順、②表現、③背景知識)

これらは、覚えないといけないことが多いです。そして、手に入りがたく、かつ非常に忘れやすいです。このため、毎日しなければいけないと考えています。

 

文法

まず、比較的手に入れやすくはありますが、基本的な文法を思い出す必要があります。

基本的な文法は、絶対に知っておいた方が良いです。高校生のころに習ったものだけで結構ですので。社会人になると、理解力も上がり、早く理解できます。見えてくるものも異なるのではないでしょうか。

 

結構ありがちなのが、自動詞と他動詞という概念をよく理解しないまま英語を書くこと、前置詞のあとなのに、動詞を普通に使ってしまうこと、関係詞節がどこを修飾しているのか、つながりがわからなくなったり、接続詞がいっぱいの文章を読むとわけわからなくなる(文章構造が良く分からなくなる)こと、でしょうか。

 

いずれも高校生の教科書に載っていることです。逆に言えばこれだけで充分。なのに、結構忘れていませんか?

 

文法がなってないと、ワケの分からない文章を作ったり、ワケの分からない訳・理解をしてしまったりします。

 ときどき見聞きする、『ネイティブのように文法を意識しなくても、たくさん聞いてるからわかる!』は、ウソか、効率が悪いか、一定以上のレベルからは通用しなくなる思います。

 

ですので、残っていれば高校時代の文法書をもう一度引っ張り出してください。

 

私もデスクの右手に、ボロボロの高校の文法書が置いてあります。私にとっては10年以上前のものだけど、一度覚えたものだから、思い出しやすいです。

語彙

語彙もまた、非常に重要です。

以前、ビジネス英語で伝える内容、使われる語彙は非常に限られているため比較的簡単、6000語の語彙があれば、ある種の文章が読めるとも書きました。

 

ある程度の語彙があれば、英語のコミュニケーションを図ることはできます。ネイティブでも、ボキャブラリーの少ない人は3000語でコミュニケーションをとる人もいるそうです。これを根拠に、売れそうな本のタイトルが書かれています。『たった◎◎で英語が喋れる。。。』の様な。(面白いものもあるので、全否定はするつもりはないです)

 

しかし、日本語の表現に悩むことと同じように、できる様になればなるほど、表現しきれないもどかしさを覚えます。加えてより高いレベルでの英語でのコミュニケーションを求めるためには、語彙力が不足することで、速度と正確さ、会話の深さが損なわれます。

 

もう少し言うと、相手の言うことを理解するために、同じ様な概念でもいくつもの表現があることを知る必要があります。或いは、なかなか相手の理解を得られないケースは日本語でもあると思いますが、この際、『だからー、xxxということだって』というように、いろいろと言い換えます。これは英語で求められることです。更に言えば、相手が教養を図るために、難しい表現を使ってくることもあります。

 

だから6000語だけでは不足と考えているのですが、これを10000語以上に語彙を増やすのは、結構大変です。なぜかというと、『普段あまり見かけないから』です。

例えば『妨げる』という単語をweblioで引くと、

halter、cramp、prevent, strangle、hamper、interrupt、disturb、hinder、handicap、impede、get in somebody's way
いっぱい出てきます。disturb, interupt, preventは結構聞きますが、impede,  hamper, hinderはあまり聞かないのでは。でも、文語では出てくるし、知っておきたい単語なのですよね。
 

加えて、日本人は多くの経験を日本語で理解して、単語に連想して『あんなことがあってね』と理解しています。

割と目にする disturbなら『ホテルのドアノブにかけるアレ、昔逆にかけちゃってさー』、とかなりやすいです。がめったに見かけない、impedeってどんな状況やねん、、、となる様に、日本語で経験したことを英語で言語化した経験がないため単語の概念がわからないのですよね。

 

でも、使われてしまう。 なので、忘れないように、しょっちゅう目に触れるようにしておく必要があります。

 

これが毎日触れてなきゃいけないね、と言う理由です。

少し上のレベルで英語を使うために。

 

英語特有の感覚

海外のニュースを日本語訳した文章は、結構、特徴があると思います。翻訳者は極めて優れた英語力を持っていますが、それなのに読みにくい。

或いは、機械翻訳すると、余計わからなくなることありませんか?

 

ちょっと今日のCNNの文章を拝借し、weblioに翻訳をお願いしました。

以下の様になります。

(CNN)Two people were found guilty of "refugee smuggling" in the drowning case of Syrian toddler Alan Kurdi, Anadolu news agency reported.

They were each sentenced to four years and two months in prison in the death of Alan and four other refugees, according to the agency. Authorities acquitted them on charges of negligent homicide.

edition.cnn.com

Weblio訳)

シリアの幼児のアラン・クルディのおぼれかけているケースを「こっそり持ち込んでいる難民」で、2人は有罪と判決されたと、Anadolu通信社は報告しました。
彼ら各々は、4年とアランの死亡と、機関によると、4人の他の難民の懲役2ヵ月を宣告されました。当局は、過失殺人の罪で彼らを放免しました。

 

 

わけわからない日本語になりますね。

 

わけわからない理由は3つ、

①語順が違う、②英語と日本語は表現の仕方がそもそも違う、③シリア-トルコの難民情勢を(weblioが)何もわかってない(私も全然、わかってません)からです。

 

この理解に必要なのは、①英語の語順に慣れ、②英語特有の言い回しを理解し、③その背景にあるモノを想像する(もちろん、知識を基に)、ことです。

一朝一夕にはいきそうもないですよね。

 

詳しくないので、上記を色々調べながら私なりに意訳(+補足)してみると、以下の様になります。

 

(トルコの報道機関)Anadoluは、シリア難民の(3歳児)、アイラン・クルディ君の死亡事故において、”難民の密輸”により、2名に実刑判決が言い渡されたと報じた。2名は、アイラン君他4名の難民の死亡に影響を及ぼしたとして、それぞれ4年間と2か月の懲役を言い渡された。当局は(難民が危険な渡航をせざるを得ないような)大量虐殺を無罪としたことになる(という批判記事)。

 

①語順、全然違いますね。主語→動詞、という日本語と異なる語順に加え、重要なところ(話の骨格)が頭にくるという、英語特有の語順を違和感なく受け入れるためには、くりかえし見ることが必要です。

②表現も、直訳では理解し難いです。『xxxと報じた』、という受け身表現や、最後の、”Authorities acquitted them on charges of negligent homicide.”というような遠まわしの表現は英語で使われることが多いですが、日本語はあまりないですよね。③とつながりますが、背景知識を知らなければとても理解できません。

③かっこは、よくわからないのでいろいろ調べてみました。

自分も、改めてこの記事を読んで、まるで中東情勢に無知なんだな、と反省しています。この記事に出てくるアイラン君の溺死写真は、その悲惨さが世界に強烈なインパクトを与えた写真、として紹介されています。

 

また、イマイチわからない、”refugee smuggling(難民の密輸)"という言葉に関して少し調べてみると、シリアと隣接するトルコでは、難民の受け入れが負担になりつつあるようです。EU各国と押しつけあっている模様。経済的負荷、土地、職、ISISの流入のリスク等、解決すべき課題が山積でしょうから、そうなってしまうのかと思います。

 

この記事ではそこまで言及されていませんが、どうやら、極めて不安定なシリア情勢から、危険を犯してまで渡航して逃れてこざるを得ない状況にも関わらず、ぎゅうぎゅう詰めの船で脱出してしまう様な状況に咎を求めず、難民を”密輸入(受け入れた)”したことの罪を問うたことに、この"refugee smuggling”という単語を使って批判していると読み取れます。

 

心底痛ましい事故ですが、白状すると、難民、といわれてもあまり実感がないのですよね。日本の多くの人はそうなのかもしれませんが、非常に実感が薄い。多くの日本人の日常からすると、”中東の日常”は、常日頃アンテナを張り、意識しないと話がまるで理解できません。英語以前に反省すべきなのだと考えていますが、パっとみて、まったく何を言いたいのか、わかりませんでした。

  

さて、考えるべきことが多く、話がどこまでも逸れそうなので、英語に限って話をまとめます。


英語を理解するためには、特に遠まわしな表現を理解するために、その話の背景にあるものも知っておく必要があります。或いはビジネスに限ったとしても、関連する背景を知るために、情報に敏感にアンテナを張って、常に学んでいないと理解できないです。

 

やはり、一朝一夕じゃぁ無理。毎日の 積み重ねが大切、ということになります。