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サイエンティスト・事業戦略担当・コンサルタントとして、企業の課題解決に取り組んできました。気ままにですが、参考になりそうなことを書いていければと考えています。コメントをいただけると嬉しいです。

TOEICをビジネスに応用する勉強方法

TOEIC

 

国内の至るところで、英語力の評価のものさしとして使われています。

母校でも受験が必須になっていました。

入社選抜の重要情報、むしろ必須情報として学生がかなり頑張っているのではないでしょうか。或いは、役職に就くために●●点以上は必要など。。。

 

 反面、TOEIC900点でも英語が使えない人、等と言われて批判されたりすることも多い様です。

 

確かに高得点をとるにはテクニック(というか慣れ)が必要で、テクニックさえあれば、結構できる様な気がします。回答の傾向を分析したり、或いは『こういう質問が来たらこれが回答だ』、みたいな本もあります。

 

TOEICは無駄じゃない 

しかし、本質的に TOEICはよくできたテストで、ビジネスに使える。というのが私の見解です。点数をとれない人がひねくれて言っているだけなことも、かなりあるような気がします。

 

理由はTOEICの高得点をとるために必要な以下のポイントが、日常のビジネス英語でも非常に重要と思うからです。

  1. リスニング|英語の聞き取り方
  2. リーディング・速読|文章を英語の語順通りに理解する力
  3. 文法・語彙力

ですので、「やらなければいけないもの」と、うがった見方をしてしまうのはもったいないと思います。細かく、以下に書いていきます。

リスニング

リスニングは、まず”文頭から聞くクセ/文頭だけでもよいから理解するクセ”をつけることが大切です。

 

基本的に英語は文頭に大切なものがきます。

例として、適当に英文を作り、できるだけ日本語らしくその和文を表現してみました。

 

A: We are going to play football on Saturday morning with the colleagues in our department. Why don't you join us?

B: Unfortunately, I'm unavailable this weekend. Thank you for asking me.

 

A:うちの部署の同僚と土曜の午前にフットボールをするんだ。こない

B:残念だけど、今週末はダメなんだ。誘ってくれてありがと。

 

誓って意識して作った文章ではないのですが、一般的に英語は一番重要なもの程、前の方にあります。

逆に日本語は後ろにきます。

 

 この会話においてAさんにとって一番、重要なのは、『フットボールをする。これにBさんが来れるかどうか?』です。

 ”土曜の午後”は、日時という重要な補足情報、”部署の同僚と”、はその次の補足情報です。

 

一方、Bさんとしても、断るとすれば、原則として以下の優先順位で判断し、断るはずです。(接待とかだと順番変わるかもしれませんが)

 

フットボール嫌い(そもそもフットボールなんてしたくない)

②土曜は空いてない(したいんだけど無理なんだよ)

③君の同僚嫌い(したいし、日程は空いているんだけど、君の同僚嫌いなんだ)

 

この考え方は、英語でも日本語でも同じです。しかし、考え方は同じなのに、語順が違う。これが一つ、英語を聞き取れない大きな壁である様に思います。

 

一度しか聞けないTOEICのテスト。これを理解するためには、テストのトレーニングとして、語順のまま理解する/判断することが大切です

 

この力をつけるために、まず、話し始めの数語に集中するクセをつけましょう。日本語は、意識しないうちに、最初の数語を聞き流してしまいがちなのですよね。テストでは、話し始めの数語だけで問題が解けてしまうこともあります。

 

そして、このやり方はTOEICのみならず、英会話にも非常に役立ちます。

 

相手の言っていることがわからなかったとき、これをもう一度聞き返すにあたり、『全部もう一回言い直して?』、というのはやや気まずいです。しかし、①、②がわかっていれば、→”With whom, pardon?(ゴメン、誰と、って言ったの?〈③がわからない〉)?”のような形で、円滑なコミニケーションにつなげることが出来ます。

 

①、②だけわかったけど、③が聞き取れなかった、という聞き方ができる。こうして自分の理解度を示してあげることがで相手が安心し、会話が円滑になります。

 

結構、使えます。

リーディング

テスト時間、足りないですよね。時間配分を誤ると最後の問題解けない。。。とかなりがちです。

 

上に書いた様に、英語は前から順に重要なことが書かれています。

この順番を戻して、日本語の様に理解しようとすると、激烈に時間がかかります

 

例えば、

It is well known that many of team members in the department hate the thought of the general manager to set his best priority on self-protection even by sacrificing his subordinates.

 

という文章をなるべくキレイな日本語に訳そうとすると、以下の様になります。

 

たとえ部下を犠牲にしてでも保身を最優先する部長の考え方を、その部門の多くの部員が嫌っていることは良く知られている。

(高校生のテスト等では、このような回答を求められてしまいます。このために、日本の英語教育は。。。とか言われてしまうことにつながっているのかと思ってます。)

 

こうやって理解しようと勉強していませんか? 

 

しかし、早く理解するためには、前から訳して理解する必要があります。

具体的には、以下の様に理解することを心掛けてください。

 

コレはよく知られている/

(以後”コレ(that以降)”の内容)

この部門の多くのメンバーが嫌い/部長の考え方/優先順位を置く/自分の保身のために/たとえ部下を犠牲にしてでも

 

わかりにくい日本語といえばそうですが、理解に足る内容だと思います。

このようにからドンドン理解する。できれば”/”と”/”の単語数を長くするようにしていくと、速度が上がっていきます。

 

これも日常的なメールのやり取りや、文章をざっと見て概要を理解しなければいけない必要に迫られるとき、とても大切です。仕事の効率に直結します。

文法・語彙

以前、文法と語彙の必要性について触れたことがあります。

いずれも重要で、特に語彙については奥が深いです。

 

この一方、TOEICのリーディングセッションの文法・単語パートは、短時間で結構たくさんの問題を解く必要があります。1問30秒程度で解く必要がありますが、このためには、『文法を反射的に思い出せる』レベルになる必要があります。この力をつけておくとビジネス上も便利です。

 

というのも、ビジネスの中で変な文法を使っていると、相手に重大な誤解を与える可能性が大いにあるためです。また、ノンネイティブにとって、一読してわからない文章を理解するよりどころは文法にあります。英文契約書は、まさにそうですね。

 

ですので、正確な文章を作成する、或いは理解するにあたって、文法をかなり気にする必要があります。

 

このためにも、基本的な文法を叩き込み、『あれ、何だっけ』と調べる手間を減らしていく必要があります。(違和感に気付けず、調べもしないのは最悪ですが…)

 

同様に、単語を多く知っていると、読む速度は早くなります。これはかなり仕事の効率に影響してきます

また、先のリンクに書いた理由から、ビジネスパートナーにより正確に物事を伝えることができるようになります。 

本質的な英語力を

いかがでしょうか? 

TOEICは、就職活動のため、或いは給与や役職のために必要とされて、嫌々と勉強される/させられている方が多いかもしれません。

 

しかし、小手先の点数稼ぎに走らず、本質的に英語を理解すれば、TOEICをビジネスに活用することが出来ます。せっかくやるのであれば、その時間をビジネス力アップにつなげ、今後の飛躍につなげた方がハッピーだと思います。

 

そんなご参考になれば幸いです。

 

*上記の記述にあたって参考にさせていただいた書籍が廃盤になってしまった様です。 ただ、石井辰哉先生の内容はすごくわかりやすく、かつ本質的で、おすすめです。多分、一番新しい本はこちらだと思います。

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