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サイエンティスト・事業戦略担当・コンサルタントとして、企業の課題解決に取り組んできました。気ままにですが、参考になりそうなことを書いていければと考えています。コメントをいただけると嬉しいです。

英検準一級のすすめ|ビジネスに役立つと思う理由3つ

気まぐれで英検準一級を受けてみました。無事合格。

 

私のTOEICのスコアは(900チョイ)なので、英検準一級に受かって然るべきスコアです。ですので、胸をなでおろしている、というのが素直なところ。

 

でも英検。とても勉強になると思います。 私としては、英語学習のマンネリ打破のためだったのですが、良い勉強ができました。

 

とある英語教室を開催している外資系トップコンサルティングファームご出身の先生が、「ビジネス英語に1級は不要!、難しすぎ!!、準一級が受かれば十分!!!」とのことでした。そうかもしれません。

 

ざっくり言って、英検準一級の勉強には、以下の様なメリットがあると思います。 

  1. ビジネスに使える表現が満載
  2. 英語学習の本質をついた出題
  3. 英語で世界を広げることにつながる

お勧めするところを、少し書いてみたいと思います。

日程など

まず、ご参考のため、試験概要(2016年7月現在)について記載しておきますね。日程等、ご自身で受験検討される際には、こちらのリンクから、英語検定協会のサイトにアクセスし、詳細をご確認ください。

 

≪頻度≫

年3回(6月、10月、1月)

 ≪スケジュール≫

  • 上記の約1~2ヶ月前の期間に応募
  • 試験10日程前|受験票到着(顔写真〈2.4×3cm〉要準備)
  • 一次試験(筆記)@受験票に記載された中・高校(割と近くに指定してくれました)
  • 翌日13:00|解答速報が掲載(試験用紙は持ち帰れます。解答をメモしておくと、答え合わせ/復習ができます)
  • 1次試験の3週間後|結果web公開←テスト結果と、CSEスコアという客観的なスコアで英語力の分析が出来て面白いです。
  • 2次試験|@1次とは別の会場にて、試験。割と近くに指定してくれます。5分程度のインタビューですが、待ち時間を含めると約2時間。だいぶ暇です。
  • 試験後、約10日でwebで結果公開、その1週間後に成績表送付

≪試験内容≫

  • 筆記|ボキャブラリー、リーディング、ライティング、リスニングの4セクション(時間は結構、たっぷりあります。TOEICの様に時間配分は気にしませんでした)
  • 2次(面接)|4コマ漫画を見てナレーション⇒これに関する質疑1問⇒関係ない質問3問(日本の人口は今後、増加すると思うか、就職率は今後改善していくと思うかどうか、最低賃金を保証する政府の指針には賛成か否か、の様な質問)

  ≪難易度≫

諸説まとめると、

  • TOEIC700~800
  • 語彙力:6-8千語/abbreviate, amicable, extravagant, hinder, immerse, ...とかが文脈なしで7割わかるレベル*

ぐらいと言われています。

 

ビジネスの英語力として最低限度といわれる点数で、確かに上記のTOEICの点数を取れないと、ビジネスで使うのに苦労するのかな、と思います。

 

ですので、スコアとしては魅力的に思えないテストと思われるかもしれません。しかしこれ以上の価値はあり、そのお勧めする理由を具体的に書いてみたいと思います。

 

使用したテキストは、下記の植田一三さんのもののみです。テキストを比較しての評価はできませんが、良い内容だと思います。

 *英検準1級100時間大特訓(CD BOOK)

 

 ビジネスに使える表現が満載

はて、テキスト(上記)を読んでみての感想。単語ムズ!

特に句動詞がとても良い/知らない表現が満載でした。

 

復習がてら、いくつか参考書中の表現を引用させてもらうと、下記の様なものがあります。

  • fund embezzlement (資金横領)
  • document forgery (文書偽造)
  • malpractice liability (医療過誤責任)
  • hold up the meeting (会議を延期する)
  • clear up your doubt (問題を解決する)
  • stay up all night (徹夜する)
  • the figure don't add up (計算が合わない)

①結構、会社で使えそう(横領や偽造は控えてください)、②相手が使ってくる、③パッと思いつく表現よりオシャレ、です。

 

③は関係構築に、②はコミュニケーションの円滑化につながります。①は、『同じことを伝えるために、いくつかの表現を手持ちしておく』ことにつながります。これはコミュニケーションの円滑化に加え、相互のより深い理解につながります。或いは、勉強の中で、あ、明日コレ使ってみよう、という表現や、或いは今まで相手に、『え?!』と言って言い換えをしてもらっていた表現がわかる様になることがあります。

 

テスト合格を目的とするにはやや充実しすぎた内容の書籍かもしれませんが、良い語彙が充実しています。

 

ですので、本質的な目的が”英語を使って何かをする”人であれば、非常に勉強になる/タメになると思います。

 

英語学習の本質をついている

別段、他のテストを否定するわけではないですが、英検は、言語理解の本質をついたテスト内容だと思います。ここで言う本質というのは、『自身の思考を言語化し、相手に伝えること/相手の言語を通じて、相手の思考を理解する』ことです。

 

要するに、コミュニケーション能力です。でも、コミュニケーションという単語はあまりに広く用いられ、概念が曖昧になりつつあるような気がします。しかしながら、なんでも『コミュニケーション能力がない』と片づけられてしまいますが、ちょっと違うことが多いと思います。例えば、

 

・合コンでしゃべれない

・部下が/上司が私の言うことを理解してくれない

・相手が何を考えているかわからない

 

これらを『コミュニケーション能力がない』で片づけてしまうと、そこで終わってしまいます。進歩も前進も、何もない。

 

しかし、合コンでしゃべれないのも、部下が/上司がわけわかんないのも、他人の気持ちをおもんばかれないのも、自分の/相手の思考を言語化し、うまく伝える/理解することが出来ないことが非常に大きな要因であると思います。

 

ですので、語彙を増やし表現の手段を増やすこと、或いは後に述べますが、ライティング&スピーキングでこの表現力が求められる英検は、自身/相手の思考を読み解く力を大きく向上させてくれると考えています。なので、言語学習の本質をつく内容であると思う訳です。

 

合コン相手によっては様々な要因により絶句を禁じ得ないこともありますが(どんまい)。

英語で世界を広げることにつながる

語彙、および出題形式の観点から、英語で世界を広げることにつながると考えています。

 

語彙について、ビジネスに使えそうな表現を例に挙げましたが、ニュースの読解、通常の会話の幅を広げてくれる表現も満載です。語彙の重要性は上記の通り、その幅がビジネスにとどまらなければ、相手の国の、自分の経験したことのないことを知ることにつながります。自分では決して経験しえないことを海外の方から聞けること。コレ、面白いと思います。私のモチベーションの一つです。

 

また出題形式として、英検に特徴的に求められるのが、

①リスニングで結構長い会話を聞き、言い換え表現を選ぶこと、

②ライティング&スピーキングで自分の考えを簡潔に述べること、

び2点だと思います。

 

よく、英語になると、途端につまんないことばかり言う人がいます。或いは、わかんないからってすぐにYesYesYesって言ってしまう人とか。ビジネスでは危ないですし、話していて面白くないんじゃないかと思います。同僚だとうんざりします。上司がこういう方だと、がっかりした上にうんざりします。(英語が出来ないけど出来る上司は、こういう時は無駄に英語をしゃべりません。その方が圧倒的に良いです)。

 

コミュニケーションに求められることは、

①相手の話の要点を理解し、それに対して自分の考えを述べること。

②Yes/Noならその根拠を、どっちでもないなら、Yes/Noの間のグレーを、どこで迷っているのか説明すること

だと思います。

 

母国語のコミュニケーションでは無意識にやっていますが、第二言語では失われてしまう。しかし、英検準一級では、①はリスニングテストで求められるものですし、②はライティング&スピーキングで求められます。こうした能力を高めることで、英語で世界を広げる、英語を使うことが楽しくなる。そんなことにつながるのではないでしょうか。

 

ちなみに、海外の方は日本人と比べてどうでも良いことをベラベラベラベラと長くしゃべる傾向があります。話が結構、長いんですね。『要するにこういうことね』と10秒で説明できることを5分ぐらいしゃべることがあります。先日、飲み屋でからまれて、そういう経験をしました。リスニングで求められるスキルも、相応に根拠があります。

 

 結構

勉強になると思いませんか?

 

勉強するにあたり、現状の英語力にもよるかと思いますが、私はあまり時間を割きませんでした。(私は普段、ソコソコ使っていますので、勉強時間はご参考まで)

 

実質10時間+α程度だと思います。

 

土日はほぼ割けず、(通勤中〈徒歩の間の10分のリスニング+時々英単語〉+お昼休み20分)×1ヶ月程度の勉強時間です。もちろん特別に頭が良いわけでもないですし、テスト前の学生の様に、『時間かけてないんだ自慢』をする訳でもないです。言いたいのは、

 

非常に効率的;この程度のリソースで、充実した内容を体系立てて知識化することが出来る。

実用的;普段使用している私としては、日常の業務が勉強になった。

 

そういった観点から言うと、実用的・効果的・効率的なテストといえるかと思います。

 

ですので、 

 

・ビジネスで使うチャンスを窺い、実力を蓄えている方、

TOEICに飽きた方/伸び悩んでいる方

・英語学習のマンネリを打破したい方

 

いかがでしょうか。

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